ナルト 651話 ~埋めるもの~
Naruto 651 ~What is filled~
画像1煽り文:合わさる二つの力!!
重悟(須佐能乎が…)
サスケ 「かつてマダラがやってみせたものと同じだろ?」
柱間 「これは…!」
九尾を須佐能乎が纏っていく。
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完全に須佐能乎で纏われる九尾。
その手には剣が。
ズキン!!
カカシの左目が疼く。
その目に突如ナルト、サスケたちの姿が写る。
カカシ 「これは…サスケにナルトか…?」
かつてカカシがリンを殺したときに起きた、写輪眼同士の視界の共有が起きているようだ。
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オビト 「何をしようと無駄だ」
須佐能乎九尾に対抗し、オビトは巨大な陰陽遁の盾と剣を繰り出す。
オビト 「……上を見てみろ、あの穴に何が見える?」
カカシ(…これはオビトの視界…それにあいつの声…共有しているのか?)
オビト 「月だ……夢の世界へと向かう時間が来たのだ」
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オビト 「月の夢こそが、この地獄のような世界に開いた穴を埋めるのさ」
「ついにその時が来たのだ」
ナルト 「…………」
異次元世界でオビトの声を聴いているカカシ。
かつてのオビトの言葉を思い出す。
ー見ろ! おれの胸には何もない! 痛みすら感じないんだ!ー
ー現実は残酷さ…この穴は広がっていくばかりだー
ーこんな世界でどうやってこの穴を埋めろというんだ!ー
カカシ(……オビト…)
オビト 「これは天沼矛の剣…六道の持っていた聖なる剣だ」
「もはや貴様らに勝機はない」
DNAみたいな剣ですね…
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オビト 「六道の強烈な意志が宿るのさ…魂の剣ともいっていい…」
「この剣をもって六道は世界を変えた」
そのとき連合軍の忍たちが何かに気付く。
キバ 「おい、あれは…」
シノ 「そうだな」
リー 「テンテン、これって…」
テンテン「そうよリー、行きましょう!!」
シカマル「あいつが呼んでるぜ」
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ナルト 「サスケ、一撃に集中しなきゃなんねえ…」
「一瞬の隙しかないからな、見逃すなよ!」
サスケ 「ふん」
すると九尾の尾の先端に螺旋丸ができ始める。
オビト 「この剣で葬ってやろう」
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オビトが九尾に向かっていったそのとき、連合軍の9人の忍たちが九尾へと飛んでくる。
リーやシカマル、テンテンなど同期メンバーたちの様子。
カカシ(…オビト…初めは誰もからバカにされていても…誰よりも努力を続けるその姿を見せ続ければ、次第に手を貸してくれるようになるんだ)
(それは人々の心の穴を埋めるものは、他の誰かの心だって分かっているからさ)
飛びかかってきた9人の忍たちはそれぞれ九尾の尾の中へ。
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彼らが螺旋丸に触れた途端、九尾モードへと変わっていく。
ナルト(螺旋丸を置いてる、それでアイツの盾を破壊してくれ!)
テンテン(これか!)
リー(僕にできるのか…?)
ナルト(もちろんだってばよ!!)
カカシ(そして仲間の心で満たされた者は…)
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カカシ(…強くなれるんだ!!)
同期メンバーたちが九尾の尾に乗り、一斉にオビトへと向かっていく。
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サクラ(行くのよ、みんな!!)
9つの螺旋丸が一斉にオビトの盾を攻撃していく。
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ナルトとサスケが同時に手を延ばす。
すると須佐能乎九尾の剣が、同期達の螺旋丸によってできた陰陽遁の盾の隙間を塗ってオビトの元へと向かう。
オビトもまた、天沼矛の剣を繰り出す。
両者の剣が正面からぶつかり合っていく。
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ふとオビトの脳内に切り替わる。
そこにはカカシと二人、リンの墓参りに来たオビトの姿。
シカクやアンコ、紅など同期の忍たちに迎えられ、火影岩をみつめる。
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ナルトのように同期達の先頭にたって戦い、いつかは火影岩に顔を刻む…
まるでオビトの願望を映し出しているかのよう。
九尾の剣とぶつかりあう天沼矛の剣が折れていく…
オビト(なんで今…こんなこと考えて…)
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ズバッ!!!
九尾の剣がオビトを斬り裂いていく。
煽り文:仲間と結ばれた者こそが勝つのだ!
ナルト652話へ続く。
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